《陸自部隊「ハンセンに」》前防衛局長、国会で提案
〈琉球新報2017年12月6日 2面〉
前沖縄防衛局長の井上一徳衆院議員(希望)が5日の衆院安全保障委員会で、陸上自
衛隊第15旅団(那覇市)を米軍キャンプ・ハンセンに移転すべきだと提案した。沖
縄に「米軍が安定して駐留するため」と発言の趣旨を説明している。小野寺五典防
衛大臣は「日米の施設区域の共同使用は今後も充実させるべきだ」と述べるにとど
めた。ただ、共同使用については「今後も幅広く検討する」と含みを持たせた。
衛隊第15旅団(那覇市)を米軍キャンプ・ハンセンに移転すべきだと提案した。沖
縄に「米軍が安定して駐留するため」と発言の趣旨を説明している。小野寺五典防
衛大臣は「日米の施設区域の共同使用は今後も充実させるべきだ」と述べるにとど
めた。ただ、共同使用については「今後も幅広く検討する」と含みを持たせた。
井上氏は、米軍を沖縄に安定して駐留させるためには事件事故をなくす抜本的な取
り組みが必要だと指摘した。
り組みが必要だと指摘した。
共同使用が進めば「米軍人と自衛隊員がふれあい、米軍人が自衛官を通じて日本を
理解する。日本での振る舞いを学ぶ」と述べ、事件事故の抑止につながるとの持論
を展開した。
理解する。日本での振る舞いを学ぶ」と述べ、事件事故の抑止につながるとの持論
を展開した。
来年3月に新偏される陸自の水陸機動団を巡り、3個連隊目の配備先として沖縄が検
討されているとの報道も踏まえ、15旅団と那覇空港に隣接する陸自訓練場をハンセン
に移転する案に踏み込んだ。基地負担軽減や経済発展にもつながるとした。
討されているとの報道も踏まえ、15旅団と那覇空港に隣接する陸自訓練場をハンセン
に移転する案に踏み込んだ。基地負担軽減や経済発展にもつながるとした。
【弾薬庫の再開発】行程表基づく
小野寺五典防衛相は5日の衆院安全保障委員会で、2006年の米軍再編ロードマップに
明記されていない米軍辺野古弾薬庫の再開発を関連工事に盛り込んでいることを問わ
れ、ロードマップに記載されている「キャンプ・シュワブの施設及び隣接する水域の
再編成などの必要な調整」に基づいていると説明した。防衛省は辺野古弾薬庫の再開
発は「など」に含まれていると主張した。照屋寛徳氏(社民)の質問に答えた。
明記されていない米軍辺野古弾薬庫の再開発を関連工事に盛り込んでいることを問わ
れ、ロードマップに記載されている「キャンプ・シュワブの施設及び隣接する水域の
再編成などの必要な調整」に基づいていると説明した。防衛省は辺野古弾薬庫の再開
発は「など」に含まれていると主張した。照屋寛徳氏(社民)の質問に答えた。
照屋氏は「シュワブと弾薬庫は施設番号も別だ。事実上、隣接する陸域の再編成であ
りロードマップにの文言を超えたものではないか」と指摘した。
防衛省の西田安範整備計画局長は小野寺氏の発言について「『再編成などの必要な調りロードマップにの文言を超えたものではないか」と指摘した。
整が行われる』と書いており、この中に含まれているという風に考えている」と付け
加えた。
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