2017年12月17日日曜日

《被害我慢で「感謝状」?》高江米軍ヘリ炎上「何に対して」地主困惑

《被害我慢で「感謝状」?》高江米軍ヘリ炎上「何に対して」地主困惑
〈琉球新報2017年12月16日 29面〉


東村高江の米軍ヘリ不時着・炎上事故で、在沖米軍は15日、事故現場となった牧草地地
主の西銘晃さん(64)に感謝状を贈った。米軍から事前の説明はなく、突然の感謝状に
西銘さんは「あきれて物が言えない。我慢してくれたから感謝状なのか。何か自分から
協力したわけではない。何に対する感謝状なのか」と話し、困惑している。
西銘さんによると、村長、区長と一緒に北中城村の米軍キャンプ瑞慶覧に同日来てほし
いと、村役場を通じ招かれていたが、西銘さんは多忙を理由に断っていた。この時は
「食事会」との説明だったという。
米軍側から15日午前9時頃「北部訓練場への通りすがりに寄りたい」と電話があった。
その際は理由を言っていなかった。約30分後に米海兵隊政務外交部長のダリン・クラー
ク大佐が西銘さん宅を訪れ、ニコルソン在沖四軍調整官名の感謝状を渡した。米軍は
Twitter の投稿で「多大なるご迷惑と、その後の協力に感謝」と趣旨を説明している。

被害を受けた牧草地は、日米が補償する方針だが、まだ原状回復はされていない。

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