2018年1月9日火曜日

普天間ヘリ また不時着

《普天間ヘリ、また不時着》読谷、観光ホテル近く「AH1 伊計島で撤去直後」
〈沖縄タイムス2018年1月9日 1面〉

読谷村儀間の比謝川行政事務組合一般廃棄物最終処分場敷地内に8日午後4時45分ごろ、米軍普天間飛行場所属のAH1Z攻撃ヘリ1機が不時着した。県警によると、乗員2人や住民、観光客らに被害はない。米軍は飛行中に不具合を示す警告灯が点灯したためと説明した。現場はホテル日航アリビラの敷地と道を挟んで隣接しており、住宅地から200~300mの距離。
6日にはうるま市与那城伊計島に普天間飛行場所属のヘリが不時着し、8日に撤去されたばかり。相次ぐ米軍機のトラブルに県民の不安や怒りは高まっている。
複数の目撃者によると、不時着機を含む2~3機の編隊が残波岬方面から陸地の上空を低空で飛び、うち1機が不時着した。村内で陸地の低空飛行は珍しい。
読谷村議によると不時着期は8日、普天間飛行場を離陸して嘉手納基地に着陸。午後4時20分ごろ離陸した後、異常の警告があったため旋回して南下したという。防衛省関係者によると米軍は9日早朝にエンジンテストし、問題がなければ午前7時半をめどに普天間飛行場に向け離陸する。
在沖米軍トップのニコルソン4軍調整官は午後6時半過ぎ、富川副知事に電話で「申し訳ない」と謝罪。富川氏は事故原因などの詳細をな説明を求めた。
県は在沖米軍が保有する全機の点検とその間の飛行停止を求めることを決めた。富川氏は9日、県庁に外務、防衛両省の担当者を呼び抗議する。米軍も県庁に呼ぶ方向で調整にはいいた。富川氏は10日に上京し日米両政府へ抗議する。
石嶺村長は相次ぐ米軍機のトラブルに「極めて異常事態だ、原因究明まで一切の米軍機の飛行停止をしてほしい」と憤った。村議会は9日午前9時に緊急の会議を開く。現場は2020年開業を目指す星野リゾートの宿泊施設予定地とも隣接しており、観光に与える影響に懸念が広がった。沖縄防衛局は8日、米軍に文書で抗議した。

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