2018年1月22日月曜日

瑞慶覧氏が初当選

《南城市長選「古謝氏と65票差」》
〈沖縄タイムス2018年1月22日1面〉

任期満了に伴う南城市長選は21日投開票され、新人で元衆議院議員の瑞慶覧長敏氏(59)==無所属、社民、共産、社大、自由、民進推薦==が1万1429票を獲得し、現職の古謝景春氏(62)==無所属、自民、公明、維新推薦==を65票差で破り、初当選を果たした。当日有権者数は3万4328人。投開率は66.92%で前回を7.55ポイント下回った。

2006年の旧4町村合併後12年の古謝市政の評価や、子育て支援の在り方などを争点に8年ぶりに選挙戦が繰り広げられた。
瑞慶覧氏は子育て世代の支援拡充や公平公正な行政の実現を訴え「市政刷新」を主張してきた。翁長雄志知事も応援に入るなど「オール沖縄勢力」の支援を受け、古謝氏の多選や行政運営への批判の受け皿ともなった。
古謝氏は自民、公明、維新まど県政野党や国会議員らの支援を受けて選挙戦を展開したが及ばなかった。
瑞慶覧氏は「立候補から短い期間の戦いとなったが、手弁当で市内外から駆けつけ、頑張ってくれた支持者の皆さんに感謝したい。3期12年を務めた現職の築いた礎の上に、市民一人一人の声を聞いて地域バランスよい発展を図り、すてきな市をつくりたい」と話した。

【瑞慶覧長敏】(ずけらん・ちょうびん)1958年生まれ。93年から英語教室を経営。2009年から衆議院議員を1期務めた。琉大卒。旧大里村仲間出身。

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