2018年1月15日月曜日

古謝・瑞慶覧氏が立候補

《南城市長選告示「現職と新人一騎打ち」》
〈沖縄タイムス2018年1月15日1面〉

任期満了に伴う南城市長選は14日告示され、現職で4期目を目指す古謝景春氏(62)==無所属、自民、公明、維新推薦==と新人で元衆議院議員の瑞慶覧長敏氏(59)==無所属、社民、共産、社大、自由、民進推薦==の2人が立候補を届け出た。合併後12年の市政の評価や子育て支援の在り方が争点。21日に投開票される。

古謝氏と瑞慶覧氏は14日午前、それぞれ出発式を開いた後、市内を遊説して有権者に支持を呼びかけた。
古謝氏はインフラ整備など3機12年の実績を強調し「市政の継続」を訴えた。
瑞慶覧氏は公平な市政実現を訴え「市民と一体となったまちづくり」を目指す。同日は市議補選も告示され、2人(欠員1人)が届け出た。

13日現在の有権者数は3万4348人(男性1万7235人、女性1万7113人)。
期日前投票は15日から20日の午前8時~午後8時、市役所玉城庁舎で行われる。

【古謝景春】(こじゃ・けいしゅん)1955年生まれ。79年に旧知念村役場採用。2002年村長に当選。沖大卒。旧知念村字安座間出身。

【瑞慶覧長敏】(ずけらん・ちょうびん)1958年生まれ。93年から英語教室経営。2009年から衆議院議員を1期務めた。琉大卒。旧大里村仲間出身。

《2候補熱弁 勝利誓う》南城市長選
〈沖縄タイムス2018年1月15日28面〉

14日告示された南城市長選に、現職の古謝景春さん(62)と新人の瑞慶覧長敏さん(59)が立候補した。3期12年の実績をアピールする古謝さんと、市政刷新を訴える瑞慶覧さんの一騎打ち。14日午前、両候補者は出発式で第一声を上げ、8年ぶりの選挙戦がスタートした。

【元気なまち 実績強調】古謝景春さん
古謝景春さんの陣営は市佐敷新開の選対本部前で出陣式を開いた。青いハチマキを絞めた支援者らが続々集まり、午前8時半に会場入りした古謝さんは握手を交わして笑顔で応えた。
支持を表明する国会議員らは応援演説で、子じゃ産の3期12年の実績を強調。「日本一元気で魅力あるまちづくりができるのは古謝さんしかいない」と呼び掛けると、会場からは「そうだ」と声が上がった。
妻の敬子さんにタスキを掛けてもらった古謝さんは「4町村が合併してゼロからのスタートだった。地域の活性化に向けて頑張りたい」と決意を表明した。
選対本部長の座波一県議は「12年間のまちづくりが間違っていなかったことを示そう」と呼び掛けた。
「必勝、必勝、古謝」。支援者のコールが沸き起こる中、選挙カーに乗り込み遊説に出発。有権者に市政の継続を訴えた。

【市政のチェンジ訴え】瑞慶覧長敏さん
瑞慶覧長敏さんが選対事務所を構える南城市大里高平には支持者が続々と集結。市政刷新を訴える「チェンジ・チャンス」と書かれた黄色のシャツを着た支持者が「チョービン」コールを響かせる中、瑞慶覧さんが現れ、拍手が起きた。
出発式で妻の陽子さんからタスキを掛けられた瑞慶覧さん。「市政を市民の手に取り返す選挙だ。市の未来を支える子ども支援と教育に力を入れ、若者の起業を応援、バイオメタンガスを使った農業モデル地区を造る」と力強く訴えた。
元県議の親川盛一後援会長は「現職の3期12年は長く、市政運営がワンマンになっていないか。住みよい街にしよう」と支持拡大を呼びかけた。
瑞慶覧さんはガンバロー三唱の後、「一緒に頑張ろう」と声援を受け、街宣車に乗り込んだ。地元の大里銭又区で街頭演説した後、市内各地を回った。

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