2016年11月20日日曜日

怖いもの無しの閣議決定

琉球新報 11月20日 朝刊

◇『使用不可でない』(返還の北部訓練場過半)政府、米軍主張に反論

【東京】政府は18日、米海兵隊が2013年に作成した文書「戦略展望2025」で、米軍北部訓練場の過半返還を「約51%の使用不可能な北部演習場を日本政府に返還する」と記載していたことに対して「使用不可能な施設であるとは認識していない」と反論する答弁書を閣議決定した。
仲里利信衆院議員(無所属)の質問主意書に答えた。
「戦略展望2025」では北部訓練場の過半返還について「最大で51%の使用不可能な北部訓練場を日本政府に返還し、限られた土地を最大限に活用する訓練場を新たに開発する」としていた。答弁書は「戦略展望」に関する明示は避けたが「北部訓練場は返還される部分も含め、実際に在日米軍によって使用されている」と「使用不可能な施設」との認識を否定した。

◇「着陸帯抗議・資料作成問題」
防衛相、言及さける

【東京】稲田朋美防衛相は18日の会見で、沖縄防衛局が米軍北部訓練場の新たなヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設に反対するために米軍提供区域に入った市民らを「悪質な違法行為」と断定した資料を作成した件について、資料の存在は認めながらも「資料の内容について精査している」として詳細な言及を避けた。
また、防衛局が11月7日に作成したと明らかにした。建設と市民のどちらが環境に負荷を与えているかの質問に、精査しているとして「答えは差し控えたい」とした。

0 件のコメント:

コメントを投稿