2016年11月24日木曜日

1年で永住権

琉球新報11月24日朝刊
『優秀な人材を呼び込め』
「滞在1年で永住権」政府方針専門職対象

政府が、高度な専門知識を持つ外国人の永住権申請に必要な滞在期間を最短で1年に短縮する方針を固めたことが19日、分かった。
早ければ2017年度に実施する。現在は申請に5年の滞在期間が必要だが、実現すれば韓国と並ぶ「世界最速級」となる。
高度な技術や経営手腕を持つ優秀な人材の争奪戦が世界的に激しくなっており、日本でも永住権を取得しやすくして人材を呼び込み、経済成長に結びつけたい考えだ。
6月に閣議決定した成長戦略で「日本版高度外国人材グリーンカードの創設」を打ち出していた。現在、出入国管理を所管する法務省が具体的な制度設計を急いでいる。年度内にも与党との調整を進め、省令やガイドラインを改正する。
対象は学歴や職歴、年収や年齢、研究実績といった項目をポイントで評価し、合格点に達すれば取得できる「高度専門職」という在留資格を持つ外国人。制度見直しで、申請までの滞在期間を現在の5年から3年に縮める。特にポイントが高い人は1年とすることを認める。
日本へ大きな投資をした人や、あらゆる機器をインターネットで結ぶ「モノのインターネット(IoT)」などの分野で貢献が大きい人の加点を大きくすることも検討する。
永住権を取得すれば、ビザ更新の手間が省け、自由な職業選択もできるようになる。 

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