気になる記事12/10

12/10 琉球新報、気になる記事 ②

○粟国村公共工事、不落割合が突出

南部離島7町村比較

南部離島7町村が発注する公共工事のうち、粟国村発注の公共工事で2015年度は11件中1件のみが落札され、16年度は8日現在で5件中1件も落札されておらず、不落率がそれぞれ90.91%、100%と7町村の中で突出して高い割合になっていることが9日、分かった。

県議会11月定例会一般質問で當間盛夫（維新）が指摘した。

○陸自反対陳情を採択

宮古島市議会委、地元野原区が提出

宮古島市への陸上自衛隊配備計画で、市議会総務財政委員会（嵩原弘委員長）は9日、配備候補地の「千代田カントリークラブ」（市上野）に隣接する野原部落会が提出していた配備計画の撤回・中止を求める陳情2件に、いずれも7委員のうち野党、中立会派4人が賛成し、賛成多数で採択した。陸自配備に反対する陳情が採択されたのは初めて。

陳情は19日の市議会最終本会議で再度審議される。

陸自配備計画を巡っては、防衛省による情報開示が不十分として候補地周辺の住民を中心に不信があり、市議会は9月定例会で防衛省に対し配備計画の開示を求める意見書を可決していた。これを受け、防衛省は11月30日付で意見書に対する回答を書面提出した。

国仲昌二委員は「配備計画の全体像を開示することを求めていたが、今回の回答は住民説明会で提示された資料と何も変わらない。全体像が見えない中で住民は不安になっている」と述べ、採択を支持した。

野原部落会は「市議会が配備計画の是非を判断するまで、防衛省による用地取得など全ての手続きを中止するよう、市議会が防衛省に対して要請することを求める陳情」も提出し、こちらも賛成多数で採択された。